動画制作におけるオーディオレコーダーの選び方は、高品質な音声を確保するために重要です。以下のポイントを考慮して選択しましょう。
- 音質の高さ
クリアでノイズの少ない高品質な音声を録音できるレコーダーを選ぶことが重要です。 - マイク入力の種類と数
複数のマイクを同時に使用する場合は、必要な数の入力があるレコーダーを選びます。また、XLRやTRSなど、使用するマイクに適した入力端子を備えているかも確認しましょう。 - 録音フォーマットと品質
WAVやMP3など、必要な録音フォーマットに対応しているか、また高解像度(ビットレートやサンプルレート)での録音が可能かを確認します。 - 携帯性と耐久性
現場での使用を考慮して、携帯性に優れ、耐久性のあるレコーダーを選ぶと良いでしょう。 - 予算とコストパフォーマンス
必要な機能を備えつつ、予算に合ったレコーダーを選ぶことも大切です。
これらのポイントを基に、動画制作のニーズに最適なオーディオレコーダーを選ぶことができます。とはいえ、現状では32bitフロート録音のレコーダーに勝てるものはないと言っていいでしょう。「ZOOM F3」のようにコンパクト&コストパフォーマンスのいい32bitレコーダーがあり、XLR端子も備えているので高性能マイクの性能を余すところなく使えます。
32ビットフロート録音は、オーディオ録音のための高度な技術で、非常に広いダイナミックレンジを提供します。通常の16ビットや24ビットの録音に比べ、32ビットフロートはより多くの音量情報を記録できるため、非常に静かな音から非常に大きな音まで、より広範囲の音を正確に捉えることが可能です。 この技術の主な利点は、録音時の入力レベル設定における柔軟性です。32ビットフロート録音では、音量が非常に大きくなっても音割れせず、また非常に小さい音も細部まで捉えることができます。その結果、後の編集で録音レベルを調整する際に、より多くの選択肢と柔軟性が得られるというメリットがあります。簡単に言うと、32ビットフロート録音は、音量のレベルを気にすることなく、あらゆる音量の音を捉えることができるため、録音時のミスを最小限に抑え、ポストプロダクションでの編集の自由度を大きく高めることができる技術です。
動画専用のカメラの場合、XLR端子付きのミキサーがついてますが、残念ながら32bitフロート録音対応のレコーダーはまずついていません。現状ではレコーダーを外付けで取り付けて使うのがもっともコスパのいい使い方と言えますが・・・