Category: 中級向け

013 カメラの手ぶれ補正について

動画を見ていて、画面がガタガタとブレるのはじつに不快です。あまり酷いと動画を見るのをやめたくなるくらいです。今のカメラは何らかの手ぶれ補正機能がついている場合が多いのですが、簡易なものから精密なものまでじつに様々。そこで、カメラの手ブレ補正機能に関して、その種類と特性について詳しく説明します。主な手ブレ補正機能には、レンズ内手ぶれ補正、ボディ内手ぶれ補正、電子式手ぶれ補正があり、またジンバルも手ブレ補正の一形態といえます。カメラを選ぶときの参考にしてください。 レンズ内手ぶれ補正 (Optical Image Stabilization, OIS) ボディ内手ぶれ補正 (In-Body Image Stabilization, IBIS) 電子式手ぶれ補正 (Electronic Image Stabilization, EIS) ジンバル (Gimbal Stabilizer) 総合的な選択 編集作業での手ぶれ補正 カメラの手ブレ補正機能は、クリアで安定した映像を得るための重要な要素であり、撮影環境とニーズに合わせて最適なオプションを選択することが推奨されます。

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012 カメラ選びのポイント(ミラーレスカメラ)

動画の撮影時には、カメラのセンサーサイズとその影響を理解することが大切です。センサーサイズが大きいと、画質は向上しますが、被写界深度(ピントの合う範囲の深さ)やフォーカスの扱いやすさに影響します。大きなセンサーは美しいボケ味を生み出し、被写体を際立たせますが、ピントは繊細になりますので注意が必要です。また、動きの速い被写体を撮影する際には、オートフォーカスの精度が重要になります。業務を中心としたセミプロフェッショナルの動画撮影では、動画専用のビデオカメラ(一般に業務用ビデオカメラと呼ばれる)と、ミラーレス一眼カメラが主流ですが、ここでは汎用性が高くスチル撮影にも使えるミラーレスカメラを紹介します。 ミラーレス一眼カメラ選びのポイント 記録方式の比較 これらのポイントを考慮し、撮影するコンテンツやスタイルに合ったカメラを選ぶことが重要です。機能だけでなく、予算や使いやすさも考慮に入れると良いでしょう。

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011 フィードバックを活かす

動画制作では、完成後にフィードバックを集め、それを基に改善を重ねることが、動画の品質を持続的に高めていくためにとても大切です。フィードバックの価値を理解し、効果的に活用することが鍵となります。以下に、フィードバックの大切さと上手な使い方について説明します。 フィードバックの大切さ

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010 照明とカメラアングルの効果

動画制作において、照明とカメラアングルは単なる技術的な要素以上のものです。これらは、映像の印象を形作り、視聴者の感情に深く訴える力を持っています。照明はシーンのムードを設定し、物語のトーンを調節する役割を果たします。一方、カメラアングルは、視聴者が物語をどのように見て感じるかを決定づける鍵となります。これらは、映像の魅力を高め、伝えたいメッセージを明確にするために不可欠な要素です。以下に、これらのポイントについて簡潔に説明します。 照明の役割 カメラアングルの重要性 照明とカメラアングルの組み合わせ 照明とカメラアングルは動画の見た目を良くするためにとても重要です。これらを上手く使って、素晴らしい映像を作りましょう。

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009 クリアなオーディオの管理

動画制作におけるクリアなオーディオの管理は、視聴者体験に大きく寄与します。高品質なオーディオは視聴者の集中を促し、メッセージの伝達を効果的に行います。以下に、クリアなオーディオを確保するための主要なポイントと、32ビットフロート録音機器の利点を組み込んだ詳細な説明を示します。 クリアなオーディオの確保 近年は、コンパクトで高性能な32bitフィールドレコーダーも登場しています。(写真はZOOM F3) 録音ビットレートの比較 32ビット録音の圧倒的なポテンシャルは一目瞭然 まとめ クリアなオーディオの管理は、動画のプロフェッショナリズムを高めるために不可欠です。適切な録音機器の選択、適正レベルでの録音、そして効果的なポストプロダクションは、高品質なオーディオを実現するための重要な要素です。特に32ビットフロート録音機器は、その柔軟性と高いダイナミックレンジにより、オーディオ録音における新たな可能性を開きます。これらの要素を総合的に管理することで、視聴者にとって忘れがたい視聴体験を提供することができます。

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008 編集の工夫

動画制作における編集の工夫は、視聴者の注意を引きつけ、メッセージを強化するために不可欠です。創造的な編集技術は、映像と音声の両方において、コンテンツの魅力を高めることができます。以下に、効果的な編集のいくつかのポイントを挙げます。 創造的な編集は、動画の質を向上させ、視聴者に強い印象を与えるための重要な手段です。技術的なスキルに加えて、創造性とストーリーテリングへの理解が、印象的な動画制作には不可欠です。

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007 短い動画で心を掴む!ストーリーテリング

ストーリーテリングとは、伝えたい思いやコンセプトなどを、印象的な体験談やエピソードなどの「物語」を引用し、例示することで聞き手に聞かせ、印象付ける手法です。数分の動画で視聴者を引き込むためには、話の流れを上手に作る必要があります。これには、短い動画では「起承結」や「起結」というシンプルな構成が効果的です。 良いストーリーテリングのポイント 興味を引く始まり視聴者の注意をすぐに引くために、面白いシーンや質問を使います。 わかりやすいメッセージ伝えたいことをはっきりさせます。 感情的なつながり視聴者が感情移入できるキャラクターやストーリーを使います。 見た目と音の調和映像と音の組み合わせで、より深い印象を与えます。 視聴者を知るどんな情報やスタイルに視聴者が反応するかを理解します。 シナリオの準備事前に計画を立て、練習をします。 フィードバックを利用動画公開後にもらった意見を次に生かす。 動画では、ストーリーテリングを使って、印象深いメッセージを効果的に伝えることが大切です。これにより、メッセージがはっきりし、視聴者に感動を与え、記憶に残る動画が作れます。

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006 動画制作におけるコンプライアンス

動画制作におけるコンプライアンスの遵守は、広報担当者が無視できない重要な要素です。ここでは、著作権、肖像権、プライバシーなど、動画制作における主要な法的側面について詳しく見ていきます。 著作権の尊重動画に使用される音楽、映像、画像、テキストは著作権で保護されている場合が多いため、これらの素材を使用する際は許可を得るか、著作権フリーの素材を選ぶ必要があります。※フリー素材の利用方法についてはライブラリーごとにルールが異なるので確認が必要です。 肖像権とプライバシーの保護映像や画像に人物が登場する場合、その人物の同意を得ることが肖像権の侵害を防ぐ鍵です。特に商用利用の場合は、この点が非常に重要です。※単なる撮影の承諾と、商用利用の承諾は全く別のものです。撮影の承諾を得たとしても、商用利用まで承諾を得たことにはなりません。※素材ライブラリーのものであっても、被写体に商用利用の承諾を得ていない場合もあります。広告物に利用する場合は細心の注意が必要です。 撮影許可の取得屋外での撮影では、私有地や公共の場での撮影には、事前に撮影許可を得ることが必要です。特に商用利用の場合は、この点が非常に重要です。 写真・映像の商用利用は十分に注意が必要です 国際法の遵守動画が国際的に配信される場合、異なる国々の法律や文化に配慮する必要があります。 専門家の助言の活用法律の専門家に助言を求め、法的リスクを避けるためのガイドラインを作成することが推奨されます。ただし、著作権・肖像権について詳しい弁護士は多くはないので、ネットで調べて専門の弁護士に聞いてみるのがいいと思います。 迅速な問題対応法的問題が発生した場合は、迅速に対応することで企業の評価を保護し、リスクを最小限に抑えて将来的な問題の可能性を一刻も早く防ぐことが重要です。 動画制作におけるコンプライアンスの遵守は、単に問題を避けるためだけではなく、企業の倫理的責任を果たし、信頼性と専門性を高めるためにも重要です。※著作権フリーを謳っている場合でも、管理団体に登録した上で著作権フリーとしているものもあります。詳しくは素材の提供をした側の利用規定などを読んで、適切な対応が必要です。

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005 撮影のプロフェッショナリズム

広報担当者が撮る動画は、その団体や会社の顔となります。高品質な動画を撮ることは、会社のメッセージを伝え、イメージを高める重要な手段です。 良い機材を使い、撮影技術を磨くことが大切です。カメラの設定、照明、音声の調整など、基本的な技術を学び、実践することで、魅力的な動画が作れます。ここでは、プロフェッショナルの動画撮影の基本3つのポイントを説明します。 良い機材と技術は、ただのツールではなく、メッセージを伝え、ブランドのイメージを良くするためにとても大切です。これらをうまく使って、視聴者に感動を与える動画を作ることができます。

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004 メッセージの明確化と共有

動画の目的を考える まず、動画で何を達成したいかを考えます。例えば、 など、目的はいろいろあります。この目的をはっきりさせると、メッセージを絞りやすくなります。次に、伝えたい考えや気持ちをまとめます。たとえば、新商品の動画なら、「この商品がどのように人の生活を良くするか」がそれになります。この考えは、動画の話の流れや見た目、雰囲気を決めるときの道しるべになります。さらに、「そのメッセージが見る人に合っているか」を考えます。見る人の興味や価値観に合っているか、どんな言葉や映像がいいかなどを考えると、メッセージがよりはっきりし、強く伝わります。 伝え方を考える 伝え方はいろいろあります。どの方法を選ぶかは、メッセージの内容と見る人の好みによります。良い伝え方を選ぶことで、メッセージはもっとはっきりし、力強く伝わります。また、ドキュメンタリーの中にインタビューを入れるなど、複数の表現を重ねて、メッセージを明確にしていきます。最後に、動画を作る過程で、何度もメッセージをチェックし、必要に応じて少し変えることが大切です。これで、メッセージはもっと良くなり、最終的な動画で本当の力を発揮できます。 はっきりしたメッセージは、良い動画を作る基本です。はっきりとしたメッセージがあれば、動画は目的を達成し、見る人に深い印象を残せます。だから、商品を売る目的なら、マーケティング部門とよく話し合うことが大切です。開発部門だけで動画を作っても、マーケティング部門と話し合わないと、上手くいかないことがあります。

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